バセドウ病とは甲状腺の疾患です。甲状腺は首の前方、喉仏のすぐ下にある器官で、甲状腺ホルモンをつくる働きをしています。甲状腺ホルモンは新陳代謝を司っており、成長を促進したりエネルギーをつくったり循環器の調節をしたりなど、全身に作用するホルモンになります。この甲状腺ホルモンが多くなってしまうのがバセドウ病です。免疫機能が自身を攻撃するようになる自己免疫疾患の一つで、発症原因ははっきり解明されていません。20〜30台の女性が発症することが多くなっていますが、他の甲状腺疾患に比べて男性が発症することも多い病気です。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されると、動悸息切れ発汗したり疲れやすくなり落ち着きなくイライラしたりします。不眠や下痢、高血圧、月経不順などなんとなく全体的に体の調子が悪いと感じます。甲状腺の腫れや眼球が突出するのが特徴ですので、バセドウ病の専門医を受診してください。東京にもたくさんいます。

バセドウ病はどのように治療するのか

前記のような症状が出たらバセドウ病の専門医に診てもらいましょう。東京都内にも専門医がいます。受診する科としては内分泌内科になります。日本では内科的治療をすることが最も多く、甲状腺ホルモンが合成を抑圧する薬を服用すると1〜3ヶ月で甲状腺ホルモン値が正常になり症状もおさまります。その後も適切な量の服薬を継続して続けると2〜3年で寛解する場合が多くなっています。薬で寛解しない場合や副作用で服薬できない場合などは、放射性ヨウ素が詰まったカプセルを服用し放射線の力で甲状腺細胞を減らす放射線治療や、手術で甲状腺組織を切除する外科的治療を行うことになります。放射性ヨウ素治療の場合は薬による治療に比べて短期間で効果が得られますが、甲状腺機能低下症になってしまうこともあります。外科的手術の場合は甲状腺組織を残すと再発率が高いため全摘することが多く、手術後は甲状腺ホルモン薬の内服が必要となります。

バセドウ病に詳しい専門医はどれぐらいいるのか

バセドウ病に詳しい専門医は東京にどれぐらいいるでしょうか。日本甲状腺学会が認定した甲状腺の認定専門医は東京都内に100名ほどいます。関東地方で見ると約200名、全国では700名弱となります。このような認定専門医がいる認定専門医施設は東京で26件、全国には222件存在します。滋賀県、奈良県、広島県、長崎県には現在専門医施設はありませんが、山口県以外は認定専門医がいます。認定専門医でなくても診断・治療はできるかもしれませんが、より詳しい専門医が安心です。甲状腺専門と掲げているところもありますが、内分泌内科や内分泌外科というところが多くなっています。普通に内科や外科というところもありますので調べてみると良いでしょう。日本甲状腺学会のホームページには認定専門医の勤務先も書かれていますので近くに専門医のいる病院があるかどうか調べてみてください。